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【15】理念
繁華街

こんにちは、鈴木です。

突然ですが、あなたは
「理念」
について考えたことがありますか?

ビジネスシーンでは
よく「経営理念が大事だ」と言われますよね。

理念とは、
「こうあるべきだという根本の考えや概念」
という意味があります。
英語だと、イデアとも言いますよね。

つまり、
事業を行う上での旗柱、目指す理想形を指します。

この「理念」、なにも大企業だけのものではありません。
たとえ個人で活動するセラピストであれ、
これがあるのとないのでは
伝わるメッセージの深さや重さが変わってきます。

極端な話、
あなたにどんな営業の手法やツールがあったとしても、
セラピーの技術や手法、ノウハウがあったとしても、

この「理念」が揺らいでしまうと、
自分がやるべきことを見失う可能性だってあるのです。

理念とはつまり、
あなたが
なんのために、
誰のために
活動しているのか?
セラピーを通じ、どんな世界を目指しているのか?
そして、そのためにセラピストのスキル・技術・理論を
どう活かしていくのか?

これらをシンプルに言語化したものです。

サイモン・シネック氏の
「ゴールデンサークル」をご存知ですか?

Youtubeを検索すると、
「優れたリーダーはどうやって行動を促すのか?」という
スピーチ動画がありますので、ぜひご覧ください。

※まとめ記事をリンクしておきますね。
http://urx3.nu/odfA

その中で、

「全ての行動は why を中心に考えると上手くいく」
と明言しています。
理念を考えるうえで、この順番は大変参考になります。

このスピーチでは、
Why
What
How
という順番で、単語が出てきます。

Whyとは、
「何故それをやるのか」です。

What は、
「何を」を指し、
最終的に何を作るか。何をするかを意味します。

そして、Howは
「どのように」・・・つまり、
Why(なぜ?)を実現するために、どう行動するか。
言い換えると、
理念を考えるにはインサイドアウトが大事だと表現しています。

「What」→「How」ではなく、
「Why」→「How」→「What」ということですね。

サイモン・シネック氏 曰く、

「人はWhyに共感し、行動する」

Whyとは、企業でいえば経営理念に当たるような部分です。

要するに
Why(なぜ)を実現するために
How どのようにして、
What 何を作るか。

という流れになります。

このゴールデンサークルの理論にもとづいた理念により、
アップル社は
DELLとは違う売れる理由があるのです。

それは、アップルのプレゼンでは商品説明ではなく
「何をしたいか」から語っているからです。

その考え方に共感したアップルのファンは、
「その会社、その商品のため」ではなく、
「自分のために」購入しているのです。

アップルが一貫して伝えているのは、
「革新的な製品・サービスで革命を起こし続ける」

ということなのです。

実のところ、

多くのセラピストは、
このゴールデン・サークルとは逆の伝え方をしてしまっています。

What →こんなサービスを作りました。
How →こんなふうに活かすことが出来ます。
だから買ってくれませんか?と。

これは順番も逆で、
肝心なWhy(なぜ、あなたはそれをするのか?) も入っていません。

ぜひ、このゴールデンサークルの動画を参考にしながら、
一度じっくり考えてみてください。

あなたの理念は?
あなたのミッション(使命・任務)は?
あなたのビジョン(目指すビジネスの姿勢・存在意義)は?
あなたのバリュー(あなたと関わる価値)は?

ここから作り上げましょう。
理念なきビジネスは、
すぐに方向を見失います。

「何のためにセラピストになったんだろう」

こう悩む前に、

あなたの心に旗柱を立ててください。
正しいか、間違っているかという判断は不要です。

あなたが思う、あなたの正義を言葉にしてみましょう。

こんなことを考えても売上に結びつかなそう、と
遠回りしているように見えますが、

実は、これが成果を上げる近道になるのです。
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